1999年、“岩手県内の技術だけで釣り竿を作りたい”というニーズに応え、カーボンシャフト製造の際に芯金となる“マンドレル”の製作依頼をお受けしました。
“マンドレル”とは釣り竿のカーボンシャフトを作る際に、カーボンシートを巻き付ける為の芯金(金型)です。
最細部となる先端から根元の端まで、歪まずにテーパー(徐々に太くなる)加工を行う非常に高度な技術が要求されました。
当然、弊社では初めての試み。試行錯誤を重ね、およそ半年後、Φ0.4〜Φ6.0、全長2mのテーパー加工に成功。その時培った技術を基に、切削では難しいとされる小径長尺の加工が可能となり、現在では医療分野や様々な部品の加工に活かされています。
オーダーメイド部品メーカーとして、日本各地からご依頼、ご愛顧いただいている製品の一部です。